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2009/03/18

「財津和夫・著/こんなに近くにいるのに・・・ 」の巻

財津さんネタ、今回も本の紹介です^^;。

Konnnanitikakuni

タイトル

こんなに 近くに 

      いるのに・・・

初版発行は、1993年11月。
内容は、‘83~‘92年までの期間、PHP、朝日新聞等に寄稿されたものを中心にまとめられたものです。

なぜ、このタイトルなのか??

今回も、本の中では、このタイトルの記事はありませんので、わかりません。
さりげなく、意味深ではありますが。
  

この本の表紙、実に良いです。
表紙の絵は、パラソルの畳んである海辺。
にぎわった夏の終わりの風景。
チューリップ解散は‘89年。
チューリップでの時期を、夏にあてはめてのイメージだったのでしょうか。
後に、再結成ツアーをすることは、考えられない時期でもあったようです。

物悲しいタイトルとは別に、この年の財津さんといえば、

「サボテンの花~ひとつ屋根の下より~」

の大ヒットで絶好調。
このヒットで、この本のお披露目になったような気もします。

さて、本の中身はといいますと、コンサートではお馴染みの話になりつつある、チューリップでの半生を振り返る部分。
交友関係から気ずかされた事。
ちょっと意外な気もする、競馬場で怒った事件等、広範囲での出来事がツズラレテおります。

その中で、一番感心させられた記事をひとつ。
私自身、今だから、よくわかる話でもあります。
今回、このために、この本を取り上げさせていただきました。

結婚・夫婦生活のお話。

かなり以前より、財津さんは

「ひとりより、ふたりのほうが孤独」

と公言されておりました。
ひとりのときは、まわりの寂しい空間(隙間)のみ。
ふたりだと、まわりの空間+ふたりの間の空間と寂しさが倍になる。

と、もっともらしい理論。

青春時代の私には、実に魅力的な言葉でした。

本より抜粋

独身生活が長かったせいか、同じ屋根の下のふたりの生活を思うと不安だった。
「ひとりよりもふたりのほうが孤独だ」が僕に持論だったのだ。
でも彼女の従順さと年齢差の強み、そして九州女は世話女房という決定的な言い伝えを信じて、僕は結婚に踏み切った。

実生活では・・・

「従順」とは責任を取らないということである。

「年齢差が大きい」(奥さんは11歳下)とは、私が先に死ぬ確立がとにかく高いということである。

「世話好き」とは、イニシアティブをとりたがる人のことを指すのである。

読んでて思わず、ニヤリとしてしまいます。
私は、家庭での財津さん、想像できませんが、あの財津さんでも、それなりの思いをされてきたんだなと(笑)。

女性は強し!(私の言葉です。念のため)

この本の発刊から20年、財津さんの夫婦論も、かなり変わられたことかと。

でも、財津さん。
結婚されて幸せになられたんだなと、というのは音楽を通じてなんとなく。
時代の流れもあったのかもしれませんが、年齢を重ねたことで、作品に寂しさが、あまり投影されなくなった・・・そんな気がします。
極端な話、私が虜??にされた、「別れの歌」が少なくなりました。
幸せなのに、不幸な展開を考える、語る難しさ。
大人なのに、青春の歌をつくる難しさ。
近年語る胸中は、その辺からくるようにも。

多分、その辺の気持ちの持って行き方、コントロールの仕方は、いろいろあることかと。

「こんなに近くにいるのに・・・」

いいフレーズです。

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財津和夫著

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