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2010/09/13

「財津さんの世界8チューリップ/青春の影」の巻

実は私、この曲を取り上げるのは、このブログを辞めるときと決めていたのですが、最近、気ずいたことがありまして、急遽、記事アップとなりました。

その気ずくキッカケは、先日、取り上げた、

中島みゆきさんの 「狼になりたい」

で、自分が持っていた解釈と、ネット上で見られた万人の解釈が違うことに、自分の解説の言葉を無くしたことから始まりました。

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チューリップ 「青春の影」

過去にジャケットのみ語らせていただいたのですが・・・

反響の悪い記事は、コチラです(^-^;。

さて「青春の影」、問題はその歌詞内容。

ネットで見ると、この歌は、

恋愛から男性が結婚を決意したプロポーズの歌。

ええっ!別れの歌じゃなかったの??

私が、初めて、この曲を聴いたのは小学生のとき。
美しいメロディーではあるが、決して明るくはない曲調と2番の歌詞から、別れの歌と思い、そのまま、今年の9月まできてしまいました。

ところが、9月に入って、何気に歌詞検索をかけたところ迷いが。

1番の歌詞は、

君の家(君の心)に続く道を、大きな使命を抱き進んでいく。

大まかにいうと、これで、間違いないかと。

そして、この力強い1番の歌詞から、結婚式に使われることもあるようで、実際、私の友人も使用しておりました。
(ええっ、結婚式で別れの歌でいいの??が、今でもあります)

ところが、2番になると、主人公の男性は、君だけにとどまらず、もっと大きなものを語りだします。
恋と愛の違い。

「愛を知ったために、彼女の瞳に涙が」

今まで、正直、深く考えたことがなかったのですが、彼女が泣く理由。

プロポーズをされての嬉し涙。

が一般の解釈になるのでしょうか??

私は、やむなく訪れた別れに対する涙だと思ってました。
 

「恋の喜びは、愛の厳しさへのかけはしにすぎない」

恋人よりも、夫婦のほうが、その思いは深い。
恋愛期間とは、違う世界になる

が一般の解釈になるのでしょうか?

ん?切ない思いをするために結婚するの??

と反論できなくもないような・・

最大の謎掛け言葉は

「今日から君はただの女

  今日から僕はただの男」

私には、本当に、ただの男と女。
なんの関係もない男女に戻る言葉かと思っていたのですが、一般的には、恋愛関係を抜けた男女、両親から独立して旅立つ男女という解釈もあるようです。

う~ん、奥深い解釈だな~と感心したりして。

「風の中にたたずむ」

これも、実に美しい言葉なのですが、幸せな気分のときに、風の中に立つというより、私は悲しいときに立ちたい・・、風に落ち込んだ気持ちを持っていってもらいたい・・

以上の理由から、私は「別れの歌」と思っていました。

よそ様の見解にもありましたが、

結婚を決意した男性の心情が1番の歌詞ならば、夢を追いかけて破れた男女の心情が2番と・・

と、思っていながらも、最近考えたこと。

あまり、変化球を使わない財津さんの詞。
深い含みは無いようにも思われますが、取り様によっては、幸せの歌にも、別れの歌にも聴こえるこの曲。
発表から、ここまで名曲と呼ばれ続けるのは、美しいメロディーラインもありますが、やっぱり

「幸せの歌」

だからなんだろうか・・・とも。

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チューリップ・財津和夫」カテゴリの記事

コメント

確かに理解に悩む歌詞ですよね
僕もよくどっちなんだろうと考えます(笑い)

僕はこの曲は一曲の曲ですが一曲として考えてません。
一人一人の解釈によってたくさんの「青春の影」という曲があると思います。

だからこそ一人一人の解釈で一人一人の名曲になると思います。

なんだかワケ分からん文章でスミマセン^^;

兎に角「青春の影」は名曲です!!

投稿: 玉葱 | 2010/09/13 21:24

玉葱さん、さすが!

一人一人の解釈によってたくさんの「青春の影」という曲

なんという素晴らしい言葉!

座布団10枚!(笑)

投稿: よっちゃん | 2010/09/14 21:37

よっちゃんさん、お久しぶりです。

私もやはり、な~んとなく別れのイメージを抱いていた「青春の影」ですが、なるほど・・と思い今一度、聞きなおしてみましたよ、久しぶりに。

今、あらためて聞き返してみると、意外なことに、この歌を唄う財津さんの声って、どこか悲壮感を漂わせながらも、なにか決意に満ちた力強さを感じるものだったんですね。
それで、まずこれは「やっぱり別れの歌ではないな・・」と感じたのですが、かと言って、それこそ拓郎の「結婚しようよ」じゃないけれど、手放しにおめでたいラブソングだとも、どうしても思えません。
このへんの感覚は、もしかしたら、よっちゃんさんに近いものかもしれませんね。

そもそも、この歌詞の、特に2番以降は、文法的にも曖昧で、抽象的に思えます。
たとえば「・・・架け橋にすぎないと」・・で中途半端に終わる一節などは、「・・・すぎないと」思ったのは僕?・・それとも君?・・・。

で、私なりに、考えたのは、この曲は、そもそも「別れる」とか「結婚する」とか、そういうことをテーマにした、いわゆるラブソングとは違うのではないか、と思うのです。
若い頃は恋もいっぱいして、ただ楽しいだけで過ごしていても、やがてそれだけではない、愛のきびしさや切なさ、辛さなどを知り、みんなひとつずつ大人になっていく・・・そんな青春のしょっぱさ、苦さなどの象徴として、一人の男と一人の女の成長が描かれているのではないかと・・・。
そして、そういうものを乗り越えて成長したときこそ、「自分の夢」さえも引き換えに、愛する人を大切にできる・・そんな決意が財津さんの声に表れているのではないでしょうか。

つまり、この歌詞は、あくまで「曲」に乗っかった「歌詞」であって、「歌詞」だけで独立したものではありませんよね。
言ってみれば、イメージの世界ってやつですよね。
財津さんは、この歌詞によって、「青春の光と影」の、「影」の部分をイメージして、表現しようとしているのではないかなあ。
その想いが、「青春の影」というタイトルにも込められているようにも思えるのですが・・・。

それにしても、もしかしたら財津さん自身も、この歌詞を書いたとき、「おっ、これは、いろんな解釈のできる、なんだかすごい歌詞が書けてしまったぞ」・・なーんて、興奮したのかもしれませんよ。
こうやってリスナーが頭を悩ませているのを知って、ほくそ笑んでいるかもしれませんね(笑)。

長々と失礼しましたが、最後に、こんな素敵な曲ともう一度、正面から向き合う機会を与えてくれて、よっちゃんさん、ありがとうございます。

投稿: じんぺい | 2010/09/17 21:18

君の心へ続く長い一本道。
大きな夢をつかむため何もかも置いて単身上京した彼と故郷に残った彼女、夢をつかむまでは戻らないと強い決意のもと、心と心を繋ぎながら遠く離れて暮らす二人。
携帯もメールもない時代に、声を聴くことも会うことも出来ない中、それでも互いを信じあうことの難しさ。
彼女の心へと続く道は彼が夢をつかむことへの道、心細さと戦いながらそれでも信じ続けることはとてもとても険しく細い道。

夢をつかんだ時、約束どおり彼女を向かえに行く、それは互いが信じ合い孤独の中で愛をつなぎ合った時間を重ね合う時、彼は男としての大仕事をなしとげ、彼女は女としてそんな彼を信じ通した、もはや恋の儚さはなく、しっかりと結ばれた絆を手繰り寄せるように愛というものを知った男と女。
風の中に佇んで、彼女は強くしなやかに美しくその時を迎える。
今日から二人は夢を追う男でもない、独り待つ女でもない。もう二人の間を阻むものはなにもない。
長く待たせてごめんね。
今日から僕はただの男、今日から君はただの女。

投稿: hiromi | 2010/09/19 00:47

じんぺい様。
もう素晴らしすぎる!

言葉を知っているというのは、こうも、うまく表現できるんだなと、じんぺい様の健在ぶりが嬉しくてなりません。

実は迷いといいますか、悩みといいますか・・・
本文と重なりますが、今まで「別れの曲」としてとらえていて、この曲があるから、財津さんは、別れの歌を作らせたら、この70年代日本で5本の指に入る!
そういうイメージで財津さんを見てた今までの自分を否定しなければならないのかと。
(自分の中だけの問題ですが)
それすらも、小さな問題だったんだなと。

ちょっと、私が今の気持ちを語ると、浅はかさを露出してしまいそうなので(笑)

じんぺい様、ありがとうございます。


投稿: よっちゃん | 2010/09/19 00:48

よっちゃんさん

いきなり名乗りもせず私見を書き綴ってごめんなさいね。
でも、彼も言ってますが楽曲というのはひとりひとりの
解釈があっていいのではないですか?
これは私の感じたところ、楽曲が一人歩きした時から
正解なんてないのではないかと思います。
人の心を動かした時、息吹が吹き込まれるのでは。


             hiromikazz

投稿: hiromi | 2010/09/19 01:24

hiromi様。
ネットで見た「ただの男と女」の部分。
ここまで具体的でなく、納得の解釈が、ようやくできました。


あらためて、hiromi様の、その深い部分での歌詞の汲み方は、聴きなれた財津さんの曲に、新たな魅力を吹き込んでくれます。

私の話でいえば、この曲を初めて聴いてから実に30年になります。
そして、製作時の財津さんは、まだ20代。
当時から、大人だったんだなと(汗)。

コンサート報告に続き、ありがとうございます。


投稿: よっちゃん | 2010/09/19 02:58

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